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2023.10.12

[ paqupaとfufumuの開発ストーリー ]はじめてのひとくちに苦労した私たちだからこそ、ママやパパの食の不安や作る手間を軽くする乳幼児向けの食品を作ろうと思った。

「離乳食や幼児食を忙しい中で準備するのは大変。」「本やホームページなどによって書いてあることが様々で、何を参考にすればいいのか分からない」

そんなママやパパの食の不安や作る手間を軽減し、子どもたちの「はじめてのひとくち」に寄り添う商品として、「paqupa(パクパ)」は誕生しました。デリケートな離乳食に関する正確な情報をママやパパに届けつつ、「ぱっ」と手軽で「ぱっ」と気持ちが明るくなるような商品を提供します。

開発を担当した大嶋麻里子と竹内崇裕に新規事業会社「fufumu(ふふむ)」ができるまでと、その商品の第1弾である「paqupa」の開発に至るまでの話を語った。

「はじめてのひとくちに苦戦した私たち。だからこそ作ろうと思った。」

大嶋:「paqupa」は、離乳食や幼児食におけるママやパパの食の不安や作る手間を軽減するために開発しました。

「paqupa」の開発に至ったきっかけは、新規事業「fufumu」の立ち上げメンバーであり、当時食品会社にて商品開発部門に所属していた私と竹内のそれぞれの子どもが食物アレルギーを持っており、親としてさまざまな食の悩みを持っていたという原体験にあります。

出張先での空いた時間に保育園へ提出する代替給食の献立表を作成していたときに、お互いの子どもの食物アレルギーのことをはじめて知ったのです。食物アレルギーについての苦労話や不安な気持ちを共有し、お互いに深く共感しました。そこで「安心で手軽にアレルギー食材を食べさせることができ、多くの食材との出会いが少しでも楽しくなるような商品があれば、ママやパパの食の不安や作る手間は軽くなるのでは?」という話になり、このアイデアを実現させることができないか検討することにしました。

ママやパパへのインタビューで分かった「はじめてのひとくち」の課題

竹内:商品を実現化するには、ママやパパの困りごとを正確に知る必要がありました。そこで、ママやパパにアンケートやインタビューを行い、はじめての食材を食べさせるときの心境などを伺いました。

大嶋:ママやパパは不安に思いながら、お子さまに慎重にはじめて食材を与えています。どの情報を信じたらよいか分からないのも不安になります。何も気にせずに食事ができたら、どんなに幸せなことでしょうか。インタビューを通じて、ママやパパの抱く食の不安や手間をなるべく軽くしたい、と強く思うようになりました。

竹内:専門家にも話を伺いながら、実際に開発できる商品かどうかの検証もしていきました。病院の医師や母子関係の団体に飛び込みで連絡を取り、より多くのママやパパが商品を手にとってお試しできる方法を確認し、アイデアを練りあげていきました。

大嶋:一番の課題だったのは「食物アレルギーが気になる食材を食べさせることのリスク」です。検証を何度も重ね、食物アレルギーについて詳しい医師に監修をいただくことと、食物アレルギーが発症してもほぼ重症化が抑えられる含有量で商品化することでリスクを最小限にしました。

正確で最新の情報を届け、子どもが豊かな食経験を積める社会に

大嶋:最近は新型コロナの影響もありインターネットや書籍から自分たちで食物アレルギーの情報を得ることが増えているようです。

竹内:食物アレルギーについての最新の研究に触れるためにアレルギー学会の学術大会にも参加しました。そこにはインターネットや書籍では知ることができない最新情報がたくさんありました。こういった正確な最新情報をママやパパにしっかりと伝える事ができれば、ママやパパの不安を減らすことができるでしょう。

大嶋:「もっと早く知りたかったよ!」と思わず口にしてしまうほど、知らない情報であふれていました。先生たちは当たり前に知っていることでも、ママやパパまではしっかりと届いていないことも多いでしょう。私自身、何も知らなかった当時は、食物アレルギーについて調べても不確実な不安になる情報ばかり出てきて、「不安ばかりあおらないでほしい」と切実に願っていました。毎日の食事のことなので、離乳食の準備は手軽にしたいもの。もっと手軽にできることが知りたい、と思っているママやパパも少なくないのでは?

竹内:特定の食材を与える時期を遅らせることは食物アレルギーの発症予防にはならないと言われています。様々な食材を、適切な時期に少しずつ量を増やして食べていくことで、お子さまの食経験を豊かにしていってほしいです。

 

ママやパパたちの声から生まれる商品を「fufumu」でつくる

竹内:まずは「paqupa」に力を入れたいと思います。商品のラインナップを増やすべく、固ゆで卵黄や固ゆで卵白、そして誤嚥(ごえん)の恐れがあるためそのままの形では食べることが難しい落花生やナッツから始め、最終的に15種類の商品化を考えています。そして、年々アップデートされる食物アレルギーや離乳食などの正確な情報をママやパパに届けたいです。いずれは日本だけではなく、世界中のママやパパの不安や手間を減らせるよう、海外展開も考えています。

大嶋:食品会社での経験を活かして、お子さまの成長と共に抱えるお悩みを解決できるような商品を開発していくつもりです。そのためには、ママやパパたちの不安な気持ちや悩んでいることをしっかりと受け止めて、一緒に乗り越えていけるような商品を作っていきたいですね。

Profile:

大嶋 麻里子

大手食品会社にて商品開発業務に長年携わる。1児の母。甘いものに目がなく、子どもが寝た後にご褒美のスイーツを食べるのが好き。管理栄養士、ベビーフードインストラクターなどの資格を持つ。

竹内 崇裕

大手食品会社にて商品開発業務に長年携わる。2児の父。
昔から食への興味は強く、老後の夢は自分の飲食店を持つこと。
上級幼児食インストラクター、アレルギー対応食アドバイザーなどの資格を持つ。
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